2020.11.04 公開
月替りの短歌・女将編
皆様、こんにちは。
本日、ご紹介致しますのは
「月替りの短歌・女将編」です。
女将の霜月は
【裏庭に 陽だまり作る山茶花や 小鳥も集まり日向ぼっこ】
と詠みました。
つい先日までは、厳しく照りつける太陽から守るように木陰を作っているように見えていた山茶花も、いつしか季節は巡り、陽だまりを作っているように見える。
時として私達は、主観的にものを見がちですが、小鳥達のように自然に従い、生命のあることそのものに従い生きることの美しさに立ち返る時間も必要ではないでしょうか。
温かな陽だまりを欲する時には、付き従っていいのです。
人の優しさに触れ、また自分も優しさを次の人へと繋げていけばいいのです。
こんなに世界中が混乱している今だからこそ、大切なのは人と人の繋がりであり、思いやりなのではないでしょうか。
「影、日向に立つ」という言葉がございます。
立つ側も立たれる側もお互いに慈しみ合い生きていきたいものです。