2021.02.04 公開
月替りの短歌・女将編
皆様、こんにちは。
本日、ご紹介致しますのは「月替りの短歌・女将編」です。
女将の如月、二月は
【庭先の ほころび始めた梅の花 寒さの中にも逞しく咲き】
と詠みました。
立春を迎えたとはいえ、朝晩の冷え込みは厳しい毎日です。
日によっては、日中の陽射しとは裏腹に肌を切る様な冷たい風が吹き荒れます。
そんな中にあっても、燦々と陽を浴びて小さな丸い花を枝先につける梅。
赤や白、ピンクの花々が目を癒し、柔らかな香りが風に漂ってきます。
本格的な春が遠くないと私達に伝えています。
まさに今、私達は困難の中にあって立ちすくみ、なす術の無い空虚感に捉われてしまっています。
しかし、もっと離れた広い視点で見て下さい。
沢山の方々が立ち向かい、ワクチン製造や治療や法整備にあたっています。
辛抱の渦中ではありますが、ほんの少しの光は射してきています。
「私」「自分」
その中には見出せない強く大きなチカラは
「見知らぬ誰か」「身近な誰か」
が運んできてくれるのやも知れません。
そして皆様お一人お一人が
「見知らぬ誰か」
にとっての
「見知らぬ誰か」
になっているやも知れません。
であるならば、辛くとも苦しくとも「見知らぬ誰か」「身近な誰か」を守り、笑顔に出来るのは皆様お一人お一人なのではないでしょうか。
小さな小さな花も集まり咲くことで、優しい香りを遠くまで運んでいきます。
皆様、「今」は「明日」への「未来」への「今」です。
必ず春は来ます。