2024.01.04 公開
月替りの短歌・令和六年睦月・店主編
謹んで新年のお慶び申し上げます。
また、能登半島をはじめ北陸での震災における被災者の皆様には衷心よりお見舞い申し上げます。
どうか一日も早くお手元に温かい物が届きますよう願うばかりです。
m(_ _)m
本日、ご紹介致しますのは
「月替りの短歌・令和六年睦月・店主編」です。
店主の睦月・一月は
【浦々に 天(あま)より照らし届け給へ 言祝ぐ(ことほぐ)国ぞと 舞う依り代(よりしろ)に】
と詠みました。
「浦々」とは、世界中の隅から隅までを表してます。
「言祝ぐ」とは、この上ないお祝いを献上し奉ることです。
転じて、安寧や平和、息災を意味します。
「依り代」とは、能の舞手の内でも「翁(おきな)」の演目を舞う人で、「翁」は正月などの特別なお祝いの際にのみ舞われます。
その「翁」を舞うために、一定期間俗世から隔離され、禊ぎなどの細かな決まり事を修めた者が、神の代わりとして舞台に立つためにそう呼ばれます。
偶然とは言え、昨年末に詠んだこの歌をこのような形でご紹介しようとは夢ゆめ思いませなんだ。
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かの神の依り代として舞うその舞に込められた願いは、
世界中の隅々まで、全ての人に安寧と平和が行き渡りますように。
ただそれだけである。
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どうかどうか、手を取り合い分かち合い、優しい心と温かい笑顔に満ち溢れる日がおとずれますように。