2022.04.02 公開
月替りの短歌・卯月・店主編
皆様、こんにちは。
四月となり、新年度が始まりましたね。
門出を迎えた皆様、おめでとうございます。
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ご自身の思い描く未来への一歩です。
思い切り踏み出して下さいね。
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さて、卯月・四月の店主の短歌は
【うるわしく いま世わが世とほこりしも 無常の春と盃はこべば】
と詠みました。
満開の桜が沢山の人々に愛でられ、あたかも天下を取ったかのように咲き誇っている。
あぁ桜よ。悲しいかな。
私はお前が散り行くことを知っているのだ。
せめて私のこの手の中にある盃に酒を満たし、その姿を映して、美しいままのお前を呑みほしてあげようではないか。
転じて、
あらゆるチカラを用いて、「どうだ!凄いだろう!」と息巻く権力者達よ。
所詮、君達の生きられる残りの年数などたかが知れているのだ。
そんな当たり前のことも見えなくなった愚か者たちよ。
せめてもの花向けの言葉に「無常」を送ろう。
と、込めて詠みました。
「平和」である事の尊さと、それを継続するための取り組みを考え、実行することが真の施政者ではないでしょうか。