2024.04.02 公開
月替りの短歌・卯月・店主編
皆様、おはよう御座います♪
街中に満開の桜が咲き誇る都城市です。
春爛漫の中、春休み中の子供達の声が数年ぶりに溢れています。
ようやく「日常」の春がやってきたように感じます。
(^_^)
さて、本日ご紹介致しますのは
「月替りの短歌・卯月・店主編」です。
店主の四月・卯月は
【いかにぞや すぎたることと聞こゆるに 吹雪を見るに
いとおもしろき】
と詠みました。
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冬が過ぎ去り、春がやってきたのだと皆口々にもうしているのに、桜が風にあおられて舞い散る花びらに、吹雪と申すのはなんと愉快なことであろうか。
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日本人独特の美的感覚ともいえる「四季を愛でる」感覚は、時として真逆の表現を用いて今ある様を際立たせることがあります。
とくに短い文章の中に感情や風情を込めて送る、短歌や俳句には卓越された日本語表現があるように思います。
日本語の美しさを四季折々に感じ、また使いながら過ごすと、おのずと心豊かな日々となるのではないでしょうか。
桜を愛でながら、日本語の奥深い味わいもご一緒にお愉しみ頂ければと存じます。