2017.09.05 公開
月替りの短歌・女将編
皆様、こんにちは。
本日ご紹介致しますのは【月替りの短歌・女将編】です。
毎月、店主と女将が季節を詠んでいます。
女将の長月は
【金色の実る稲穂を見守って 雀集める愉快な案山子】
と詠みました。
たわわに実った稲穂が頭を垂れてユラユラ風にゆれています。
長い間成長を見守ってきた案山子もいつの間にやら雀達と仲良くなった様子です。
戯けた表情の案山子に怒る気も消え失せ、戯れる雀の姿に秋の気配を感じる穏やかな時間が過ぎていきます。
気が付けばもう夕日が照らす頃合い。
一面の田んぼが金色の波を寄せては返します。
美しい日本の原風景を誰しもが息を飲み、眺め入ることでしょう。