2023.02.02 公開
月替りの短歌・如月・店主編
皆様、おはよう御座います。
( ^ω^ )
当店が御座います、宮崎県都城市の二月のスタートは暖かな日差しに照らされて、気温もグンっと上がりました。
各種プロスポーツのキャンプ地としては最高のスタートではないでしょうか。
(^_^)
さて、二月・如月の店主は
【湯気立ちて 淡海(おうみ)の湖(うみ)に 魞(えり)の杭 比良の白銀(しろがね) 零(こぼし)と流れて】
と詠みました。
(^_^)
滋賀県の琵琶湖のことを古来より「淡海(おうみ)」「湖(うみ)」と呼びます。
琵琶湖の北部を中心に、この時期の名物「氷魚(ひうお)」=鮎の赤ちゃんが漁獲されます。
これまた独特の追い込み漁のひとつ「魞漁(えりりょう)」にて行われます。
「魞漁」では、琵琶湖に沢山の杭を打ち込み網を仕掛けます。
また「氷魚」は足が早い=鮮度落ちが早いので、丘上げしたらすぐに釜茹でにします。
寒く凍てつく漁村にはモウモウと湯気が湧き立ち、琵琶湖に春を呼ぶ風物詩です。
とは言え滋賀県北部はたいへん雪深く、比良山系には沢山の雪が積もります。
山から溢れ出すほどに積もった雪は、まるでお茶碗からこぼれる水のように、裾野のほうから溶けて流れ出し始め、春を呼ぶ「氷魚の釜茹で」の湯気が雪を溶かして冬を追いやるような情景を詠みました。
(^_^)
皆さんのそばにも「ほら、そこに♪」
春の気配がやって来ていますよ♪
(o^^o)