2019.02.01 公開
月替りの短歌・如月編
皆様、こんにちは。
寒さも一層厳しい時節となりました。
お風邪などお召しではごさいませんでしょうか。
さて、本日ご紹介致しますのは「月替りの短歌・如月編」です。
店主の如月は
【霜降の 枯野飛び立つ北帰行 春遠からじと 見やる朝日に】
と詠みました。
霜柱が真っ直ぐに立つ姿は実直で凛々しくもあります。
朝日に照らされた逆光の中、越冬の鶴が羽を大きくゆらりと動かし始め、影を残して飛び立ちます。
北の空へと向かう鶴は眩しい朝日を浴びて長旅を覚悟に翼を広げます。
厳寒の時季にありながら、鶴の北帰行に春の息づかいを知る季節でもあります。
私達の人生もかように潔く、たくましい覚悟を持って過ごしたいものです。
己を知り、他を思い、時を感じて。
そんな風に生きたいものです。