2021.12.02 公開
月替りの短歌・師走・店主編
皆様、おはよう御座います。
寒い寒い朝を迎えましたね。
いよいよ師走です。
本年の残りも皆様がお健やかで有りますように。
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さて、本日ご紹介致しますのは「月替りの短歌・師走・店主編」です。
店主の師走は
【暮れゆきて 思ひたどりし秋津島 倭(やまと)の国に昇る旭よ】
と詠みました。
昨年同様に新型コロナウィルスに日本中、世界中が災禍に見舞われた一年でした。
また新たな脅威が近くまで来ている気配もあります。
その昔、神武天皇が東征の折に大和の国(奈良県)の南側の山頂から眺め見えた山々の尾根が、まるでトンボが飛び交う様のようであると仰いました。
古来よりトンボのことを【あきつ】と呼んだことから、今の本州を【秋津洲・秋津島】と呼ぶようになり、しばらくして日本全体を指す呼称となりました。
トンボが飛び交う土地は、豊穣で人心慎ましいとされ、古来からトンボは吉兆とされてきました。
転じて、
年が暮れゆくにあたり、思い返してみれば大変なことの多い年であった日本である。
しかし、この国は豊かさに溢れ、人々は皆励み、慎ましく生きている。
なればこそ、この日本には必ず再び朝日が照らし示す道があるだろう。
と詠みました。
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まだまだ窮屈に感じることもありましょうが、助け合い、思い合い生きて参りましょう。