2018.12.01 公開
月替りの短歌・師走編
皆様、こんにちは。
いよいよ本年も残すところ1ヶ月となりました。
師走の慌ただしさに体調を崩さないように注意しましょう。
さて、本日ご紹介致しますのは「月替りの短歌・師走編」です。
店主の師走は
【表とも 裏とも知らぬ山茶花の つむじに吹かるる 人の世とも知り】
と詠みました。
当店付近でも山茶花の街路樹にはたわわに花をつけて誇っています。
木枯らしの度に花弁は落ち、吹き寄せに集まり回っています。
花は木についている頃から、見る人の目線や主観で美しく愉しませてくれます。
落ちて舞う花弁も美しく思う人、そうでない人とあるでしょう。
我々人間も同様に風に吹かれ、波にもまれ生きています。
様々な人生観があり価値観があり、多種多様な心があります。
つむじ風に舞う花弁も我々も表裏など誰が決めることでも無いのではないでしょうか。
正しいと信じた道を踏み締めて歩む人生。
そんな自分でありたい。
そんな人を応援できる自分でありたい。
そう強く願う店主です。