2020.12.01 公開
月替りの短歌・師走編
皆様、こんにちは。
本日、御紹介致しますのは
「月替りの短歌・師走編」です。
店主の師走は
【霜立ちて 火も起きぬうち 君ゆきて 我思はばと 燃ゆる朝日よ】
と詠みました。
本格的に寒さが到来して参りましたこの頃。
なかなか布団から出られずに朝を過ごします。
(^.^)
「人肌恋しい」といった季節でしょうか。
朝早くに霜の立つ道。
その霜を踏む音にうつらうつらと目が覚める。
先程まで隣に寝ていたあの人は、私を起こさぬようにそっと出掛けて行った。
朝は寒いだろうと火を起こし、暖を取って頂いて送り出すつもりでしたのに。
私を大切に思ってのことなのですね。
歩いていくあなたを眩しい朝日が照らしている。
私もあなたも互いに互いを思い合うことで、時にすれ違うこともあるのだけれど、あなたが私を思っていてくれることがこんなにも愛おしくさせています。
私の心は朝日のように強く勢いよく燃えるようです。
転じて、
片方だけの思いではなく、互いに尊重して向き合い、心を寄せ合うことで、少々の考えの違いやすれ違いなど他愛もないことなのです。
日はまた上り、明るく照らすものなのです。
様々なことに振り回される一年ではありますが、自分だけではなく、周りの人も同じ境遇にあるのです。
で、あるならば、率先して笑おうではないですか。
(^_^)