2022.03.01 公開
月替りの短歌・弥生・店主編
皆様、こんにちは。
本日、御紹介致しますのは「月替りの短歌・弥生・店主編」です。
店主の弥生は
【霞立つ 八声(やごえ)の鳥に時ぞ知る さてもさても いと美しき】
と詠みました。
霜の時季もようやく過ぎ、地の割れ間から蒸気が立ち上る。
朝霧に覆われた町を鳥たちが賑やかに鳴いている。
鶏が時を告げ、眠い目をこすりながら庭先に出てみれば、春を迎えたこの町のなんとなんと美しいことだろうか。
転じて、
様々な要因で個々人それぞれに困難と向き合う数年間。
必ずこの国は世界は、手を取り合い、助け合い乗り越えていけるのだ。
その先にある風景は、えも言われぬ美しいに違いない。
だから、他人から奪わず、他を傷つけず。
どんなに得体の知れぬ疫病が蔓延しようとも、生きて、生きて、生きて、生き抜くのです。
と込めました。