2022.06.01 公開
月替りの短歌・水無月・店主編
皆様、こんばんは。
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水無月・6月となりました。
月日の経つのは早いですね。
さて、本日ご紹介致しますのは「月替りの短歌・水無月・店主編」です。
店主の水無月・6月は
【閑か(しずか)なる 樋(とい)つたう滴 年月(としつき)の 穴をも通すと眺め見ゆれば】
と詠みました。
「閑か(しずか)」とは、自ら望んで人々から離れ暮らすような、隠居のような様を表します。
「眺め見ゆる」とは、ぼんやりと眺めてはいるものの、周りの風景は目につかずとも、気になるところにフォーカスして見えている様子です。
:私が望み、この場所に暮らして永い。
雨樋をつたい落ちてくる滴をどれほどの年月眺めているだろうか。
気が付けば、たたきの石には雨粒の小さな滴で窪みが出来ている。
と詠みました。
転じて、たとえ困難な状況にあろうと、思い通りの暮らしで無かろうと、小さくとも変わらない信念を持ち、コツコツと日々を精進していれば、苦難の日々に穴を開け、光りを放つ日が訪れる。
と込めました。
この数年、言わずもがな苦しい日々を過ごされる方々が多くいらっしゃいます。
もちろん当店もたいへんな影響を未だ受け続けています。
しかし、諦めたり、投げやりになったりは致しません。
今まで通りに精進し続けて参ります。
「信念」は日々の弛まぬ精進にこそ宿ると強く信じているからです。
これをご覧の皆様、身近に苦難の方がいらっしゃいましたらお声を掛けてあげて下さい。
「ひとり」ではないと。