2023.06.01 公開
月替りの短歌・水無月・店主編
皆様、こんにちは。
六月を迎え、梅雨入りや台風の影響で雨量が増している地域もあるようです。
今後の推移に十分に注意を払いながら過ごしましょう。
さて、本日ご紹介致しますのは「月替りの短歌・水無月・店主編」です。
店主の水無月・六月は
【みずのえの 玉水ころがすかたつぶり やれ舞ひ候へ あづさゐの葉に】
と詠みました。
旧暦の五月五日を過ぎた「壬(みずのえ)の日」に降る雨を、古来「神水」と呼び、この雨が降った年は水に困ることは無いとされてきました。
ですので「神水」を頂戴すると人々は舞踊り、たいそう祝ったそうです。
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カタツムリよ、お前が押しのけながら進むその水は「神水」たぞ。
紫陽花の葉を揺らしながら、ゆっくりゆっくりと進んでいるが、もっと喜び、舞い踊ってはどうか。
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一見、何の変哲も無い風景に主役をおくことで生まれる物語に自分の身を投げ入れつつ、客観的視点で見直す風景は、また一味違うものとなります。
憂鬱な雨なのか、はたまた愉しい雨なのか。
日々を過ごす中でのユーモアは大切ですね。
(^_^)