2021.05.01 公開
月替りの短歌・皐月・店主編
皆様、おはよう御座います。
本日、ご紹介致しますのは「月替りの短歌・皐月・店主編」です。
店主の皐月は
【歌に詠む 松にかかりし藤浪の 薫る水辺の人もなつかし】
と詠みました。
万葉集や古今和歌集といった古の文人もこの景色を見ただろうか。
桜の季節は過ぎ、藤が蔓を長く伸ばし、老松の枝をつたいたわわに花房を下げている。
水面に映る花の影からも薫るようだ。
転じて、こんな災禍の世になるなど誰が想像したであろうか。
季節は巡り、変わらずそこにある松の緑はやはり碧く、皐月を告げる藤の花は波立つ海の如くに咲き誇っている。
今年もあの日の人並みはなく、静かな水辺に寂しく薫りが漂う。
と込めて詠みました。
実はもう一つ隠して詠んでいます。
お気付きになられますでしょうか?
直接にお会い出来ましたらばお応え致しますね。
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