2023.05.02 公開
月替りの短歌・皐月・店主編
皆様、こんにちは。
新緑眩しい季節となりました。
久しぶりにマスクを外して女将と二人、陽射しを浴びて歩きました♪
さて、本日御紹介致しますのは「月替りの短歌・皐月・店主編」です。
店主の皐月・五月は
【わかみどり あめころもにて美しく くもまものぞく ひのつよさなば】
と詠みました。
敢えて平仮名で書きましたのは、二つの文字で二つの思いを乗せたかったからです。
①「若緑 雨衣にて美しく 雲間も覗く 陽の強さなば」
②「我が身取り 天衣にて美しく 苦も魔も除く 日の強さなば」
先ずは①から
新緑が雨に濡れて、雨上がりの陽射しを浴びてキラキラと輝いている。
葉と葉の間から、雲を割って照る陽射しが強ければ強いほどに。
転じて、
若い方々が新しいステージに進み、慣れないことや思い通りにいかないことで涙に濡れることもある。
それでもエネルギッシュにがむしゃらにやっている姿は、涙に濡れた頬を美しく見せてくれる。
汗と混じるほどにがむしゃらになればなるほど。
続きまして②
今の私はというと、きらびやかな衣を纏い、さも美しく見えている。
苦しみや邪な心に打ち勝とうとしているだけの毎日なのに。
転じて、
今の私は何をやっているのだ。
地位や名誉にとらわれて、卑しさを美しさと勘違いしているだけではないか。
苦しい気持ちや邪な思いから逃げ出せはしないのだ。
お天道様は全てをご存知なのだから、日々精進あるのみなのだ。
と、二つ文字と思いを乗せました。