2022.08.05 公開
月替りの短歌・葉月・女将編
皆様、こんばんは。
本日、御紹介致しますのは「月替りの短歌・葉月・女将編」です。
女将の葉月・八月は
【夕涼み 思い出語る盆の月 団扇の風を分け合いながら】
と詠みました。
八月、御先祖様や親しい方々の在りし日を偲び、語り合う機会が増えますね。
「思い出」は「記憶をたどること」と「心の思いを引き出すこと」の両側面を持つ言葉と感じます。
誰かを思い、語り、また心に仕舞う。
そしてその時間や思いを誰かと分かち合う。
喜びや哀しみを分かち合う。
団扇を扇ぐ手も自ずと傍らの人へと向きますね。
「風来る?」
「うん、ありがとう。」
少ない言葉にぎゅっと詰まった心を感じます。
八月、様々に思いを馳せる月。
せわしい喧騒からひと間を置いて、「誰か」を思い「誰か」に寄り添い、「誰か」と心を通わせてみませんか?