2019.08.01 公開
月替りの短歌・葉月編
皆様、こんにちは。
本日、御紹介致しますのは「月替りの短歌・葉月編」です。
店主の葉月は
【岩清水 苔むす先のひとしずく 思ふ齢(よわい)となりにけり】
と詠みました。
皆様は、涼を求めて川辺に足を運ぶことがございますでしょうか?
清流に足を浸し、手を浸しますと水の流れる音にも心を洗われます。
はて、この水はどれ程の時間を経てここまで流れて来たものか?
長い時間をかけて地中を抜け、苔の先についた雫に思いを馳せます。
転じて、どんな事柄も長い下準備や下積みがあり、ほんのひとしずくの成果の積み重ねが流れとなるのだと知る歳となった私がいます。
がむしゃらに走っていた頃には、そんなことを思いもしなかったように思います。
これからもひとしずくの水滴を落とすために日々の小さな積み重ねを大切にして参ります。