2022.09.01 公開
月替りの短歌・長月・店主編
皆様、こんにちは。
残暑厳しい毎日ですがお変わり御座いませんか?
暦の上では秋が訪れました。
もうじき涼しくなることでしょうね。
(^_^)
さて、本日ご紹介致しますのは「月替りの短歌・長月・店主編」です。
店主の九月・長月は
【ほなみ見る くにつかみさへたまゆらの あまつかぜ吹く そらさしあふぐ】
と詠みました。
⑴
穂波が風に揺れている。
この国を豊かにするために降り立たれた国津神(大国主命・大物主命)。
ほんの僅かな時間、天上界にいた頃を懐かしみ、空の彼方を仰ぎ見ていらっしゃる。
⑵
居並ぶ稲穂が秋風に揺れるこの街。
上方より遠く離れたこの地に吹く風。
見上げた空に浮かぶ雲は、その風にのり都まで流れて行くのだろうか。
はたまた、都からもあの雲が見えるだろうか。
と、二つの意味を込めて詠みました。
「豊かさ」「美しさ」とは何でしょうか?
「利他」を忘れた社会に「共生」や「発展」は無い。
彼の人のお教えが胸に沁みます。