2018.09.01 公開
月替りの短歌・長月編
皆様、こんにちは。
本日、ご紹介致しますのは「月替りの短歌・長月編」です。
店主の長月は
【安寧を 祈ぎ(いねぎ)給ひし 大輪の 御心(みこころ)久しく お座し(おわし)けりなむ】
と詠みました。
長月、菊の節句でございます。
皆様ご存知の通り、菊の御紋章を奉る天皇。
「大輪」という言葉に菊の御紋章を奉る天皇陛下を例えました。
全ての言葉は最上の敬語を用い、天皇陛下が朝に夕にと日本のそして国民の安寧をお祈り下さることへの感謝を詠みました。
何百世代にわたり続けられる儀式。
とくに今上天皇におかれましては、少年期に戦争を。
御即位後には、未曾有の災害や事件事故を目の当たりにされ、その都度都度に弱い立場の人々の傍らに寄り添い、心を砕き、時には床に膝をつきながら声をかけておいででした。
本年を区切りに御譲位あそばす旨が発表され、「平成最後の」と声高に叫ぶマスコミ。
昨今では元号を使用するマスコミなど微塵もありませんのに。
しかし、新天皇が御即位された後には、再び日本や国民のためにお祈り下さるのです。
菊の花のように花弁が幾重にも重なるようにいつまでもいつまでも。
連綿と受け継がれ、絶える事のない祈りなのです。
私たちは今こそ穏やかに自分や他人、自国や他国を考えなければいけないのではないでしょうか。
損得では無く、思いやりが育む時代を作っていきませんか。