2019.09.03 公開
月替りの短歌・長月編
皆様、こんにちは。
本日、御紹介致しますのは「月替りの短歌・長月編」です。
店主の長月は
【夕空を 染めるが早いか ひぐらしの 声も遠くに釣瓶落としの】
と詠みました。
晩夏と申しましょうか、初秋と申しましょうか。
季節の変わり目を迎えています。
少年時代、学校から帰ってすぐに友人達と駆け回っていたあの日。
習い事やスポーツ少年団に向かう頃、真っ赤に染まった空とひぐらしの鳴き声に包まれて、急いで自転車のペダルを漕ぎました。
夕暮れは、まるでいつまでも続くかのような錯覚と、アッと言う間に陽が沈む裏切りを孕んだように感じていました。
大人になって日々の喧騒に追われ、夕焼け空を眺める時間もほとんどなくなってしまいましたが、時折目にするこの時季の夕日にあの日を思います。
皆様は如何ですか?