2017.10.02 公開
月替りの短歌
皆様、こんにちは。
本日、ご紹介致しますのは「月替りの短歌 神無月編」です。
店主の神無月は
【満ち欠けの 月に善し悪し無かりなば 一切衆生も然りなるかな】
と詠みました。
秋の夜空に美しい月を愛でるとき、満月だろうが下弦上弦だろうが、その美しさにはかわりありません。
むしろ優劣など着けずに愛でる情緒を先人は持ち合わせていました。
月と同様に生きとし生けるもの全ての命が美しいのではないでしょうか?
私達は知らずのうちに優劣を着け、まるで支配者の如く振舞ってはいないだろうかと省みるのです。
全ての命は持ちつ持たれつで成り立つものです。
秋の夜長に少しだけ心に問いかける時間もあっていいのではないでしょうか?